SEIT 1898

RIMOWA はドイツのケルンで生まれました。ブランドが誇るクラフツマンシップの豊かな伝統とイノベーションは、125 年以上何世代にもわたって受け継がれています。

パート I

時代の先駆者として築き上げてきた歴史

1898 年、RIMOWA の創始者であるパウル・モルシェックは、ケルンの大聖堂近く、ベッヒャー通り16番地に最初の工房を開きました。 馬具会社として始まったこの工房はどんどん大きくなり、革張りの合板と段ボールで作られた、旅行業者用のカスタムスーツケースの製作をスタートしました。

RIMOWA の工房(1912年)

時代の国際化や顧客ニーズの変化に伴い、パウル・モルシェックはトランクやスーツケース以外のアイテムにも事業を拡げていきました。 進化する人々のライフスタイルに合わせて、工房はより小型で耐久性の高いスーツケース類の生産に力を注ぎ始まました。

パウル・モルシェックの肖像

1920年代新時代の始まり

RIMOWAとアルミニウムとの出会い

この時期に、パウルの息子であるリヒャルト・モルシェックが事業に加わり舞ました。リヒャルトは、先見の明がある父同様に常に時代を見据えたプロダクトを生み出し、事業はさらに展開しました。彼は、航空機の素材にインスピレーションを受け、アルミニウム素材を軽量なスーツケースに使用するというアイデアを生み出しました。

撮影:グレゴール・カルーツァ

アーカイブ Hammerschlag ハンドキャリーケース

モダンデザインのシンボルとも言える耐久性に富んだアルミニウムのスーツケースは、これまでどのスーツケースも乗り越えられなかったような厳しい旅でも、乗り越えることができました。こうして、アルミニウムのスーツケースは冒険家や旅慣れた旅行者から信頼されるパートナーとなっていきました。

撮影:グレゴール・カルーツァ

アーカイブ ワードローブ ハンドトランク

社名が短縮され、現在のブランドネーム「RIMOWA」が誕生しました。
(リヒャルト・モルシェック・ヴァーレンツァイヒェン = RIchard MOrszeck WArenzeichen の頭文字をとっています*)

* 「ヴァーレンツァイヒェン」とは「商標」を意味します

アーカイブ グルーヴ入りハンドキャリーケース

1950 年、RIMOWA はアイコニックな溝(グルーヴ)をアルミニウム製シェルに施しました。このデザインは、現在もブランドのアイコンとして広く愛されています。

撮影:Christian Hagemann
撮影:Christian Hagemann

1970 年代未来の旅の形を創り続けます

撮影:グレゴール・カルーツァ

防水カメラケース、1978 年

リヒャルト・モルシェックの息子ディーターが事業に加わります。ディーターもまた、父や祖父のイノベーション精神を受け継ぐ人物でした。 1978 年、彼は最初の防水カメラケースを開発し、映画制作や写真に携わるプロフェッショナルの間に革命を起こしました。

そのわずか一年後となる 1979 年、彼は日本市場への参入をきっかけに RIMOWA は本格的に世界進出を果たします。これにより、ドイツ製のスーツケースが、より多くの旅行者に愛されるようになりました。

RIMOWA丸の内店、2008 年
Salsa キャビン、2000 年

旅行者の進化するニーズに応えるため、そして、自身のイノベーション精神に突き動かされ、ディーター・モルシェックは 2000 年にポリカーボネート製スーツケースを開発します。アルミニウムよりもさらに軽量で、優れた頑丈さと耐久性を持つこの新素材は、スーツケース業界の新たなスタンダードとなり、瞬く間に業界全体に影響を与えました。

2017 年、RIMOWA はクラフトツマンシップ、個性、卓越した技術、専門知識、そして高い品質という共通の概念を共有する LVMH グループのメンバーになりました。

美しく年を重ねる RIMOWA キャビン

さらに多くの場面でRIMOWAのアイテムが活躍するよう、RIMOWAはラインアップを拡大し続けています。バックパックやトートバッグなどのデイリーバッグを充実させ、さまざまなモビリティのニーズに応えています。 RIMOWA のスーツケースコレクションを完璧に補完するこれらのバッグは、旅にも日常にも活躍するパートーナーとなるでしょう。

RIMOWA Original Bag

ブランド誕生120周年を迎えた2018年、RIMOWA はロゴをはじめブランドビジュアルを一新します。また、その数年後となる 2022 年 7 月25 日、RIMOWA はすべてのスーツケースに生涯保証を導入し、生涯の旅のパートナーを製作することにますます強い情熱を注いでいます。

パート II

時代を超越したデザイン

ユンカース F13 航空機

1950年、RIMOWAのアイコンとも言えるグルーヴ(溝)デザインを取り入れた最初のスーツケースが登場しました。 航空機の黄金時代、そして初のオールメタル製飛行機にインスパイアされたこのアイコニックなグルーヴは、ブランドのアイコンとして、RIMOWA のすべての製品カテゴリーにおけるコアデザインコードとなりました。

美しく年を重ねる RIMOWA スーツケース

RIMOWA のモノグラムに入るスクエアデザインはスーツケースの形状からインスピレーションンを得たもので、RIMOWAのデザイン哲学を表現しています。

ロゴの 2 つの頂点はケルンにある大聖堂の2つの塔を表しており、RIMOWA の生まれ故郷であるドイツへの敬意を表現しています。

RIMOWA のクラフツマンシップとサヴォアフェール

生涯の旅のパートナーとなる RIMOWA の製品からは、エンジニアリングの芸術を感じていただけます。